負背おんぶ)” の例文
わりゃ、天王寺境内に太鼓たたいていて、ちょこんと猿負背おんぶで、小屋へ帰りがけに、太夫どのに餅買うて、われも食いおった、行帰りから、その娘は馴染なじみじゃげな。
南地心中 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)