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負傷
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いたで
ふりがな文庫
“
負傷
(
いたで
)” の例文
神様は此の罪の
負傷
(
いたで
)
深い病弱の私にも何事か為させやうとして居給ふのであらうと思へば感謝して日を送ってゐます。
手紙
(新字旧仮名)
/
知里幸恵
(著)
そうしてそれでも辛うじて広い河原を向こうへ越すと暮れ
逼
(
せま
)
って来た薄闇の中へ
負傷
(
いたで
)
の姿を掻き消した。
大鵬のゆくえ
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
強者にあっては、
苦悶
(
くもん
)
も、
憐憫
(
れんびん
)
も、絶望も、回復できない亡失の痛切な
負傷
(
いたで
)
も、死のあらゆる苦痛も、猛烈な拍車で彼らの
脇腹
(
わきばら
)
をこすりながら、この生の喜びを刺激し
煽動
(
せんどう
)
するばかりである。
ジャン・クリストフ:05 第三巻 青年
(新字新仮名)
/
ロマン・ロラン
(著)
よこたはる
負傷
(
いたで
)
の兵の
寂寞
(新字旧仮名)
/
末吉安持
(著)
(この
負傷
(
いたで
)
では、どうせ命はない。では、せめて、数々の思い出と、数々の罪悪とを残している道了塚で、息を引き取ろう。……東十郎への罪滅しにもなれば、
懺悔
(
ざんげ
)
にもなる)
血曼陀羅紙帳武士
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
負
常用漢字
小3
部首:⾙
9画
傷
常用漢字
小6
部首:⼈
13画
“負傷”で始まる語句
負傷者
負傷兵