トップ
>
謙澄
>
けんちよう
ふりがな文庫
“
謙澄
(
けんちよう
)” の例文
ある日の事、月郊氏が
幕間
(
まくあひ
)
の時間を川上の楽屋で世間話に過してゐると、そこへその当時の大立物伊藤
春畝
(
しゆんぽ
)
公が金子堅太郎、末松
謙澄
(
けんちよう
)
などいふ子分を連れてぬつと入つて来た。
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
と老人はその中に
見知越
(
みしりごし
)
の顔を見つけ出さうと、
狡
(
こす
)
さうな眼つきで皆の顔を見比べた。すると、一番前に末松
謙澄
(
けんちよう
)
氏夫人が立つてゐるのが見つかつた。老人は鼻を鳴らして喜んだ。
茶話:04 大正七(一九一八)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
謙
常用漢字
中学
部首:⾔
17画
澄
常用漢字
中学
部首:⽔
15画
“謙”で始まる語句
謙遜
謙
謙虚
謙譲
謙信
謙抑
謙遜家
謙下
謙讓
謙信流