調合ちょうごう)” の例文
では、くすりを調合ちょうごうしてあげるから、それをもって、日の出る前、おかの所までおよいでいって、岸に上がって、それをのむのだよ。
大いそぎで薬品やくひん調合ちょうごうにとりかかり、それができあがると、夕方ゆうがたから夜にかけて、ぼくはからだ透明とうめいにするそのくすりをのみつづけたんだ——
「ああ、そうか。いや、それにしても四十幾時間も睡るわけがない。わしの調合ちょうごうによれば、せいぜい前後十時間ぐらいは睡るように薬の濃度のうどを決めたつもりじゃったが……」
ゴルドンはサクラ号にそなえてあった薬を、あれこれと調剤ちょうざいした、だが医学の知識が十分でないかれは、病名のわからない熱病に対して、ききめのある薬を調合ちょうごうすることができない。
少年連盟 (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
ぼくは下宿げしゅくにかえると、さっそくくすり調合ちょうごうにかかったんだ。そこへ前からぼくのことをうさんくさい目でみていた下宿げしゅくのおやじが、文句もんくを言いにきたんだ。