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詬
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ののし
ふりがな文庫
“
詬
(
ののし
)” の例文
家の内には
己
(
おのれ
)
と
老婢
(
ろうひ
)
との
外
(
ほか
)
に、今客も在らざるに、女の泣く声、
詬
(
ののし
)
る声の聞ゆるは
甚
(
はなは
)
だ
謂無
(
いはれな
)
し、
我
(
われ
)
或
(
あるひ
)
は夢むるにあらずやと疑ひつつ、貫一は
枕
(
まくら
)
せる
頭
(
かしら
)
を
擡
(
もた
)
げて耳を澄せり。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
母は珊瑚がみだらであるからだといって、ある朝珊瑚を責め
詬
(
ののし
)
った。珊瑚は自分の
室
(
へや
)
へ入って化粧をおとして母の前へいった。それを見て母はますます怒った。珊瑚は額を地に打ちつけてあやまった。
珊瑚
(新字新仮名)
/
蒲 松齢
(著)
詬
漢検1級
部首:⾔
13画
“詬”を含む語句
詆詬
詬罵
詬訾毒罵
詬評
詬誶