“詐言”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さげん66.7%
いつわり33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
詐言さげんはおのずから色にあらわれる。軍師、こんな者を用いるのは無用である。早く首をねられよ」と、重ねていった。
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
かくてメレートスやアヌトスなどの詐言さげんのために、とやかくといろいろ瞞着まんちゃくされた結果、種々の裁判の末に、我大聖ソクラテスは遂に死刑を宣告せられることとなった。
法窓夜話:02 法窓夜話 (新字新仮名) / 穂積陳重(著)
いかにも呂布は暗愚で粗暴の大将にちがいない。しかし彼には汝よりも多分に善性がある。正直さがある。すくなくも、汝のごとく、酷薄こくはく詐言いつわりが多く、自己の才謀に慢じて、遂には、上を
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)