“詐謀”の読み方と例文
読み方割合
さぼう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
詐謀さぼう日和見ひよりみの偽装でこれまでようやく通って来た老臣たちも、すわと怖れをなし、あわれ主家は主家、彼らは彼ら、一夜のうちに御着を捨てて
黒田如水 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
大坂城へ引き取ったのは詐謀さぼうであると言われるようなことが、そもそも京都方の誤解であろうと、なかろうと——あまつさえ帰国を仰せ付けられた会津を先鋒にして
夜明け前:03 第二部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
七 事大小と無く、正道を蹈み至誠を推し、一事の詐謀さぼうを用ふ可からず。
遺訓 (旧字旧仮名) / 西郷隆盛(著)