触穢ソクヱ)” の例文
其等の無事息災よりも、まづ其人々の宗教的罪悪(主として触穢ソクヱ)の為に、主人の身上家屋に禍ひの及ばない様にするのであつた。
古代生活の研究:常世の国 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
此点が明らかでないと、人形は、触穢ソクヱの観念から出たものとばかり考へられさうである。
国文学の発生(第二稿) (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
男とても、之を犯す事は触穢ソクヱとして避けねばならなかつた。
万葉集研究 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)