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親父
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ちゃん
ふりがな文庫
“
親父
(
ちゃん
)” の例文
「おめえは一つ
家
(
うち
)
にいるんだから、何もかも残らず知っている筈だが、お前のところの
親父
(
ちゃん
)
は人から怨まれるような覚えがあるかえ」
半七捕物帳:19 お照の父
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
おまえさんは知らないが斯う云うものには
贋物
(
にせもの
)
が多い、貧乏人の子供が表に泣いていて、
親父
(
ちゃん
)
もお
母
(
かあ
)
もいない、腹がへっていけねえと云ってワーッと泣くから
業平文治漂流奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「なぜ又、おめえのところの
親父
(
ちゃん
)
はそんなおかしなことを出しぬけに云い出したんだ。なにか訳があるだろう」
半七捕物帳:19 お照の父
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
おゝ正太郎だ……何うも大きくなりやアがった
此畜生
(
こんちきしょう
)
、
親父
(
ちゃん
)
は殺されたか……えゝなに高岡で、
然
(
そ
)
うか、
己
(
おら
)
ア
九才
(
こゝのつ
)
の時別れてしまったから、顔も
碌
(
ろく
)
そっぽう覚えやしねえくれえだから
敵討札所の霊験
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「おめえのところの
親父
(
ちゃん
)
は
刺青
(
ほりもの
)
をしていたっけね」
半七捕物帳:19 お照の父
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
“親父”の解説
親父(おやじ)とは複数の意味があり、実父の意味を持つ呼称、親しい店の経営者や職場の上長に対するくだけた呼称、単に他人の年配男性に対する呼称にも用いるものの、親父ギャグなど侮蔑や嘲笑の意味を含むことがある。現代での使用頻度は少ないが、北海道に生息するヒグマの俗称(山おやじ)や、江戸時代に廻船乗組員として船内作業に従事した奉公人を呼んだ。
(出典:Wikipedia)
親
常用漢字
小2
部首:⾒
16画
父
常用漢字
小2
部首:⽗
4画
“親父”で始まる語句
親父様
親父橋
親父儀
親父殿