“親内”の読み方と例文
読み方割合
みうち100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
親類親内みうちもそれぞれ退き取って独り新しい位牌いはいに向うと、この時始めて身も世もあられぬ寂しさを覚えたのである。
深川女房 (新字新仮名) / 小栗風葉(著)
と言ってほかに力になるような親内みうちらしい親内もないものだから、私一人ぼっちで本当に困ってしまったんだよ。
深川女房 (新字新仮名) / 小栗風葉(著)
夜は十二時一時と次第にけわたる中に、妻のお光を始め、父の新五郎に弟夫婦、ほかに親内みうちの者二人と雇い婆と、合わせて七人ズラリ枕元を囲んで、ただただ息を引き取るのを待つのであった。
深川女房 (新字新仮名) / 小栗風葉(著)