トップ
>
親不知子不知
>
おやしらずこしらず
ふりがな文庫
“
親不知子不知
(
おやしらずこしらず
)” の例文
陸を行けば、じき隣の越中の国に入る
界
(
さかい
)
にさえ、
親不知子不知
(
おやしらずこしらず
)
の難所がある。削り立てたような巌石の
裾
(
すそ
)
には
荒浪
(
あらなみ
)
が打ち寄せる。
山椒大夫
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
これは全く
親不知子不知
(
おやしらずこしらず
)
の嶮であります。親は子を知らず、子は親を知らず、各自が自分の十字架を負うて一人ずつ越えねばならぬ狭き嶮路です。
イエス伝:マルコ伝による
(新字新仮名)
/
矢内原忠雄
(著)
驀出
(
ばくしゅつ
)
し、急転し、新
巴里
(
パリー
)
名所「
親不知子不知
(
おやしらずこしらず
)
」——もっとも交通巡査だって根気よく捜査すると一人ふたりそこらに居るにはいるんだが、はじめからすっかり降参して
踊る地平線:06 ノウトルダムの妖怪
(新字新仮名)
/
谷譲次
(著)
文吉
(
ぶんきち
)
は、ある夏休の末のこと、
親不知子不知
(
おやしらずこしらず
)
の海岸に近い、
従兄
(
いとこ
)
の家へあそびに行きました。
さがしもの
(新字旧仮名)
/
土田耕平
(著)
今までにも一度
親不知子不知
(
おやしらずこしらず
)
の険を通ったことがありまして、八章の終わりの方です。
イエス伝:マルコ伝による
(新字新仮名)
/
矢内原忠雄
(著)
“親不知子不知(
親不知
)”の解説
親不知(おやしらず)は、新潟県糸魚川市の西端に位置する崖が連なった地帯。正式には親不知・子不知(おやしらず・こしらず)といい、日本海の海岸の断崖絶壁に沿って狭い砂浜があるだけで古くから交通の難所として知られる。
1967年4月11日には、面積305haの親不知子不知県立自然公園に指定された。
(出典:Wikipedia)
親
常用漢字
小2
部首:⾒
16画
不
常用漢字
小4
部首:⼀
4画
知
常用漢字
小2
部首:⽮
8画
子
常用漢字
小1
部首:⼦
3画
不
常用漢字
小4
部首:⼀
4画
知
常用漢字
小2
部首:⽮
8画