見倦みあき)” の例文
庭を隔てて母屋おもやの方の縁側に、ひどく顔のれ上った男の姿——そんな風な顔はもう見倦みあきる程見せられた——が伺われたし、奥の方にはもっと重傷者がいるらしく、床がのべてあった。
廃墟から (新字新仮名) / 原民喜(著)