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西平関
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せいへいかん
ふりがな文庫
“
西平関
(
せいへいかん
)” の例文
「まず、
遼東
(
りょうとう
)
へ使いをはせて、
鮮卑
(
せんひ
)
国王へ
金帛
(
きんぱく
)
を送り、
遼西
(
りょうせい
)
の
胡夷勢
(
えびすぜい
)
十万をかり催して、
西平関
(
せいへいかん
)
へ進出させること。これ一路であります」
三国志:10 出師の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
かくてこの大軍が、やがて蜀境の
西平関
(
せいへいかん
)
(
甘粛省
(
かんしゅくしょう
)
)へ近づいていた頃、寝耳に水、いま
祁山
(
きざん
)
と
渭水
(
いすい
)
のあいだに在る孔明の所へ
三国志:11 五丈原の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
そう云い渡して、自ら
西平関
(
せいへいかん
)
へ向う旨を告げた。新たに調えた軍勢三万余騎のうちに、
姜維
(
きょうい
)
、張翼の両将を加え、また関興、張苞も
率
(
ひ
)
き具して、急援に馳せたのであった。
三国志:11 五丈原の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
遼東
鮮卑国
(
せんひこく
)
(遼寧省)の兵五万が、
西平関
(
せいへいかん
)
(甘粛省・西寧)を犯して
四川
(
しせん
)
へ進攻して来るもの。
三国志:10 出師の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
遼東勢は
西平関
(
せいへいかん
)
を境として、蜀の馬超に撃退されている模様だし、南蛮勢は、益州南方で蜀軍の擬兵の計に
遭
(
あ
)
って
潰乱
(
かいらん
)
し、上庸の孟達はうそかほんとか病と称して動かず
三国志:10 出師の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
西
常用漢字
小2
部首:⾑
6画
平
常用漢字
小3
部首:⼲
5画
関
常用漢字
小4
部首:⾨
14画
“西平”で始まる語句
西平侯
西平