“襲入”の読み方と例文
読み方割合
おそいい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
折から彼方かなたより襖を明けつ。一脈の風の襲入おそいいりて、立昇る湯気のなびくと同時に、陰々たるこの書斎をば真白き顔ののぞきしが
琵琶伝 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
そのまま襲入おそいいった、向うの露地口には、八九人人立ひとだちしたが、真中まんなかをずッと通るのに、誰も咎めたものが無い。
日本橋 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)