裏若うらわか)” の例文
私は飯田町や一番町やまたは新しい大久保のいえから、何かの用事で小石川の高台を通り過る折にはまだ二十歳はたちにもならぬ学生の裏若うらわかい心の底にも、なにとはなく
伝通院 (新字新仮名) / 永井荷風(著)