“被行”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いらし28.6%
いらつしや28.6%
いらしつ28.6%
いらつし14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
『智恵子さんとこ被行いらしつたのか知ら!』といふ疑ひを起した。『だつて、夜だもの。』『然し。』『豈夫まさか。』といふ考へが霎時しばし胸に乱れた。
鳥影 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
いや、別に面白い本も持つて來ないんですが、御覽になるなら何時でも……。すると何ですか、此夏は何處にも被行いらつしやらないんですか?』
鳥影 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
先刻さつき一寸被行いらしつつてよ。晩にまた来ると被仰おつしやつて直ぐお帰りになりましたわ。』と清子が言ふ。
鳥影 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
『アノ、何ですの、うちがアノ阿母様おつかさんの肖像を是非吉野様に書いて頂きたいと申すんで、それで、お書き下さるうちうち被行いらつしつて頂きたいんですの。』
鳥影 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)