“袖嚢”の読み方と例文
読み方割合
かくし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
丑松は色のせたズボンの袖嚢かくしの内へ手を突込んで、人知れず銀貨を鳴らして見ながら、幾度か其雑誌屋の前を往つたり来たりした。かく、四十銭あれば本が手に入る。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)