衣糧えりょう)” の例文
僧侶の生活がもし仏の真理の体得にあるならば、檀那外護だんなげご扶持ふちをうけて「衣糧えりょうに煩ふことなく」仏道を行ずるのが、畢竟目的にふさわしいではないか、と人はいう。
日本精神史研究 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
ある僧が道元に問うて言った——自分には老母があって、ひとり子である自分に扶持ふちせられている。母子の間の情愛もきわめて深い。だから自分は己れをげて母の衣糧えりょうをかせいでいる。
日本精神史研究 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)