血詔けっしょう)” の例文
誰かと見まわせば、血詔けっしょうを奉じて、密盟に名をつらねている一味の王子服おうじふく种輯ちゅうしゅう呉碩ごせき呉子蘭ごしらんなどの人々だった。
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
董承は、がくとして、その面を見つめていたが、吉平の義心を見きわめると、今はこの人につつむ理由もないと、一切の秘事をうちあけた後、血詔けっしょう衣帯いたいをとり出して示した。
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「御みずから指をかみやぶり、玉帯に血詔けっしょうを書いて降し給うたことはもうお忘れか」
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)