“血縁（けつえん）” の例文

菊亭家（きくていけ）と武田家（たけだけ）とは、ふかい血縁（けつえん）のある家すじである。その晴季からなんの便（たよ）りであろうかという点（てん）も、伊那丸には、胸（むね）おどろしく感じられる。

神州天馬侠 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)

當然の順序として、財産の相續、血縁（けつえん）の發見などがそれに續いた。勿論私の話の進行につれてセント・ジョン・リヴァズの名が屡々這入つた。話を終るとその名はすぐに取り上げられた。

ジエィン・エア：02 ジエィン・エア (旧字旧仮名) ／ シャーロット・ブロンテ(著)

“血縁”の解説

血縁（けつえん）とは、共通の祖先を有している関係、あるいは有しているものと信じられている関係を指す。
中世以前の社会や、開発途上国では、社会で重要な位置を占める。子供・老人・病人・障害者がいる場合にも、国家に福祉政策の観点がないからである。必要性から、このような社会では血縁を拡大解釈し、濃密な関係を維持しようとする（大家族主義）が、先進国（特に新中間層の核家族生活者）では必要性が少なく、プライバシーに干渉されることを嫌う傾向が強いため、縮小解釈して淡白な関係に留めようとする。
(出典:Wikipedia)

血	常用漢字 小３ 部首:⾎ 6画
縁	常用漢字 中学 部首:⽷ 15画