螢狩ほたるが)” の例文
新字:蛍狩
そのときは知也の母と、こちらは信乃と母と妹と、兄の繁二郎と六人で、螢狩ほたるがりに出たのであった。
めおと蝶 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
「——やれ船遊びだの螢狩ほたるがりだの、汐干しおひだの花見だのって、そう、なか(新吉原)へもずいぶんれていかれたわ、そうよ、なかにはあの人にのぼせあがってるひとが二人もいたわ」
滝口 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)