トップ
>
蝦蟇
>
ひきがへる
ふりがな文庫
“
蝦蟇
(
ひきがへる
)” の例文
そして何といふ
善
(
い
)
い国だらうと思つて、窓から庭を見た。庭には
蝦蟇
(
ひきがへる
)
が一つ
一昨年
(
をとどし
)
の事か何かを考へてゐた。
茶話:04 大正七(一九一八)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
「さうだ。
蝦蟇
(
ひきがへる
)
がゐる、
山椒魚
(
さんせううを
)
がゐる。
蒲鉾
(
かまぼこ
)
がゐる。みんな古くから日本にゐるのだ。」
茶話:04 大正七(一九一八)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
露西亜の過激派のやうに腹が減つてるらしい
蝦蟇
(
ひきがへる
)
が、草の
間
(
なか
)
からむつくり顔を出したり、自由恋愛家のやうな
蝗
(
いなご
)
が雄と雌と
抱
(
いだ
)
き合つて跳ね合つたりする度に、二人は
仰山
(
ぎやうさん
)
さうに声を立てて
吃驚
(
びつくり
)
した。
茶話:04 大正七(一九一八)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
蝦
漢検準1級
部首:⾍
15画
蟇
漢検1級
部首:⾍
16画
“蝦蟇”で始まる語句
蝦蟇口
蝦蟇仙人
蝦蟇法師
蝦蟇出
蝦蟇図経
蝦蟇陵下