“虎丸”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
タイガーまる50.0%
とらまる50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
冷凍船虎丸タイガーまるには、僕(山路健二)のほかに、もう一人ボーイがいた。それは、南京ナンキン生れの陳秀峰チャンチューホーと、自ら名乗る紅顔の美少年だ。
怪奇人造島 (新字新仮名) / 寺島柾史(著)
僕とひょうのような水夫が、海へ飛込んだまでは、読者諸君も、すでに御承知のことだが、その後、幽霊船虎丸タイガーまるはどうなったか。
怪奇人造島 (新字新仮名) / 寺島柾史(著)
ところがいつかあたしの蓄音機ちくおんきへガリ・クルチやカルソウをかけて聞かせたら、うっかり『虎丸とらまるはないんですか?』ってお里をあらわしてしまったのよ。
文放古 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)