藁紙わらがみ)” の例文
七夕の色紙は年々悪くなるようです、藁紙わらがみのそまつなのを見るといつも七夕というもののなつかしい感じまでが壊されそうになります。
俳句の作りよう (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
そこでキッコはその鉛筆を出して先生の黒板こくばんに書いた問題もんだいをごそごその藁紙わらがみ運算帳うんざんちょうに書きりました。
みじかい木ぺん (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
オリジナルは児童用の粗末な藁紙わらがみノートブックに当時丸善まるぜんで売っていた舶来の青黒インキで書いたものだそうであるが、それが変色してセピアがかった墨色になっている。