薄濁うすにごり)” の例文
薄濁うすにごりのする水に、泥は沈んで、上皮だけは軽くぬるむ底から、朦朧もうろうあかい影が静かな土を動かして、浮いて来る。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)