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蒸発
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じょうはつ
ふりがな文庫
“
蒸発
(
じょうはつ
)” の例文
旧字:
蒸發
またせっかくむいたそのきれいな
皮
(
かわ
)
も、くるくるコルク
抜
(
ぬ
)
きのような形になって
床
(
ゆか
)
へ
落
(
お
)
ちるまでの間にはすうっと、
灰
(
はい
)
いろに光って
蒸発
(
じょうはつ
)
してしまうのでした。
銀河鉄道の夜
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
あの男が一ぱい
機嫌
(
きげん
)
で悪口するはアルコールの
蒸発
(
じょうはつ
)
が
喉
(
のど
)
を
過
(
よぎ
)
って来るから、人の言葉として顕われるが、一種のガスの作用にほかならぬ。我々の耳に達したころはちょうど消えてなくなる。
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
もとより完全なものではないが、浜辺に四角の大きな水ぶねをおいて、それに
潮水
(
しおみず
)
をくみいれ、太陽の熱でもってその水気を
蒸発
(
じょうはつ
)
させ、その底にのこった塩をかきあつめるようにしたのである。
少年連盟
(新字新仮名)
/
佐藤紅緑
(著)
「天の川の水あかりに、十日もつるしておくかね、そうでなけぁ、
砂
(
すな
)
に三、四日うずめなけぁいけないんだ。そうすると、
水銀
(
すいぎん
)
がみんな
蒸発
(
じょうはつ
)
して、たべられるようになるよ」
銀河鉄道の夜
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
蒸
常用漢字
小6
部首:⾋
13画
発
常用漢字
小3
部首:⽨
9画
“蒸発”で始まる語句
蒸発皿
蒸発力
蒸発機
蒸発変化度