董相国とうしょうこく)” の例文
董相国とうしょうこくそむいて、遂に、時の政権をくつがえしたあの大乱の口火となった一女性であるが——その貂蝉はまだ彼の秘室に生きていたのだろうか。
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
勅使馬太傳は、まず袁紹の陣へ行って、旨を伝え、それから公孫瓚の所へ行って、董相国とうしょうこくの和解仲裁の意をもたらした。
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「おん身は都にあって、董相国とうしょうこくにも愛され、重く用いられていたと聞いていたが、何故に、こんな羽目になったのか」
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
此方、先鋒に立ってまたたくまに洛陽へ攻め入り、董相国とうしょうこく生擒いけどって、諸侯の階下にひきすえてお見せ申さん
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
王允おういんの家に伝わる七宝の名刀を譲りうけて、董相国とうしょうこくを刺すと誓って帰った曹操は、その夜、剣を抱いて床に横たわり、果たしてどんな夢を描いていたろうか。
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
この許昌へ遷都となる以前、長安に威を振っていたもとの董相国とうしょうこくの一門で張済ちょうさいという敗亡の将がある。
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
董相国とうしょうこくは、それを見かけ
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)