“葡萄汁”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぶどうしる50.0%
もと50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
主人が渋い顔をして居るので、丸髷の婦人は急いで風呂敷包の土産物みやげものを取出し主人夫妻しゅじんふさいの前にならべた。葡萄液一瓶ひとびん、「醗酵はっこうしない真の葡萄汁ぶどうしるです」と男が註を入れた。あんずの缶詰が二個。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
『これらを澄ませる事が出來さへしたら、まつたく素的な酒になつてゐたんだがなあ。この中にや確かに、パンポルの小賣店屋の窖の中の奴なんかよりや、餘程澤山の葡萄汁もとがはいつてゐますぜ』