“葛屋葺”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
くずやぶ50.0%
くずやぶき50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
母屋おもやから大分離れた庭の中に建ってる「何とかあん」たらいう葛屋葺くずやぶきの家の方い二人追い立てるようにして、そこい這入はいったらもうちゃんと枕許まくらもとに薬やら水やら用意してあるのんで
(新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
家は葛屋葺くずやぶきの平家建てで、そう広そうにも思えなかったが、座敷の正面に嵐山を取り入れた泉石のながめは素晴らしかった。
細雪:03 下巻 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)