“くずやぶき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
葛家葺50.0%
葛屋葺50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
つのらせていたところ父親九兵衛が老後の用意に天下茶屋てんがぢゃや閑静かんせいな場所を選び葛家葺くずやぶき隠居所いんきょじょを建て十数株のうめの古木を庭園に取り込んであったがある年の如月きさらぎにここで梅見のうたげもよお
春琴抄 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
家は葛屋葺くずやぶきの平家建てで、そう広そうにも思えなかったが、座敷の正面に嵐山を取り入れた泉石のながめは素晴らしかった。
細雪:03 下巻 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)