“板屋葺”の読み方と例文
読み方割合
いたやぶき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
天王堂とちがって、板屋葺いたやぶきの古い建物。寒いことおびただしい。なるほど、大きな炉やら炭俵の山があるわけだとうなずかれる。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
二、三年前の大火以後、町の家は板屋葺いたやぶきになったが、その以前は、草葺くさぶき屋根がおおかたであった。弥次兵衛やじべえは往来に向った方だけ、瓦で葺いたので
宮本武蔵:06 空の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)