“萱家(かやや)” の例文
低い砂丘のその松原は予想外に閑寂(かんじゃく)であった。松ヶ根の萩(はぎ)むら、孟宗(もうそう)の影の映った萱家(かやや)の黄いろい荒壁、機(はた)の音、いかにも昔噺(むかしばなし)の中の鄙(ひな)びた村の日ざかりであった。
木曾川 (新字新仮名) / 北原白秋(著)