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荒淫
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こういん
ふりがな文庫
“
荒淫
(
こういん
)” の例文
わしの見るところでは、呂布も董卓も、共に色に溺れ酒に
耽
(
ふけ
)
る
荒淫
(
こういん
)
の
性
(
たち
)
だ。——おまえを見て心を動かさないはずはない。
三国志:03 群星の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
するとまた一軒の若夫婦の家では、
荒淫
(
こういん
)
に耽っている間に、一粒種の二つになる子が、川へ落ちて死んでしまった。
神州纐纈城
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
白粉
(
おしろい
)
焼けのような、
荒淫
(
こういん
)
にただれた顔に
桜花
(
はな
)
の映ろいが明るく踊っているのが、男だけにへんに気味が悪い。
つづれ烏羽玉
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
姫のこういう美しさは、
暴虐
(
ぼうぎゃく
)
荒淫
(
こういん
)
の大物主をさえ、不断に「遠慮」させるのであった。すなわち父親でありながら、娘たる姫に対しては、形を正さざるを得ないのであった。
蔦葛木曽棧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
「今日もようすを見ようものと、嘉門の屋敷へ参りましたところ、嘉門は不在でござりました。が、娘がおりましたので……」こういって来て桃ノ井兵馬は、
荒淫
(
こういん
)
らしい笑い声を洩らした。
娘煙術師
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
“荒淫”の意味
《名詞》
過度に情欲に耽ること。
(出典:Wiktionary)
荒
常用漢字
中学
部首:⾋
9画
淫
常用漢字
中学
部首:⽔
11画
“荒淫”で始まる語句
荒淫腥食