“苦念”の読み方と例文
読み方割合
くねん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
どうしても、四、五日かかる道のりのある小太郎山へ、今夜のうちに、かけつけたいと苦念くねんしている。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それがしが観るに、謙信に策無しと存ずる。彼になんの策あるにあらず、ただ味方のものの思い過ごしじゃ、われと我が影を投げて、それを解かんと苦念くねんするわざにも似ておりましょう
上杉謙信 (新字新仮名) / 吉川英治(著)