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若干
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いくばく
ふりがな文庫
“
若干
(
いくばく
)” の例文
暁方
(
あけがた
)
近くになって
夥
(
おびただ
)
しい流星があり、そのうちの
若干
(
いくばく
)
かはたしかに地上まで達したのを見届けたのだから、三日と八日の件は、隕石の仕業だと確信しておったのだ。
平賀源内捕物帳:萩寺の女
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
彼二婆さんは余が黄色の深浅を
測
(
はか
)
って彼ら一日のプログラムを定める、余は実に彼らにとって黄色な活動晴雨計であった、たまた※降参を申し込んで
贏
(
あま
)
し得たるところ
若干
(
いくばく
)
ぞと問えば
自転車日記
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
ヒョイと下げた頭、あんまりよく
禿
(
は
)
げているので、前からでは
髷
(
まげ
)
も見えませんが、後ろには
若干
(
いくばく
)
の毛があり、真新しい元結が、よく油で塗り固めた小指ほどの髷節を
確
(
しか
)
と締めております。
銭形平次捕物控:069 金の鯉
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
それは
若干
(
いくばく
)
かの金の包みであります。
大菩薩峠:11 駒井能登守の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
若
常用漢字
小6
部首:⾋
8画
干
常用漢字
小6
部首:⼲
3画
“若干”で始まる語句
若干金
若干里
若干銭
若干個
若干宛
若干日
若干錢