若入道わかにゅうどう)” の例文
ご主君の方はその青いつややかな若入道わかにゅうどうつむりからひたいへかけてぼうと上気をみせながら、どこかには残忍なえつを持った眼が生き生きとけものめくまで主膳を見すえているのだった。
私本太平記:04 帝獄帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)