“苔経”の読み方と例文
読み方割合
たいけい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それが、一枚岩というか屏風びょうぶ岩といおうか、数千尺をきり下れる大絶壁の底を、わずかな苔経たいけいをさぐり腹いながらゆくようなところがある。そこは、鳥も峡谷のくらさにあまり飛ばないところ……。
人外魔境:03 天母峰 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)