花形かけい)” の例文
春に新葉しんようとも茎上けいじょうに短い花穂かすいをなし、数花が咲くのだが、ちょっと他に類のないめずらしい花形かけいである。これを地にえるとよく育ち、毎年花がく。
植物知識 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
そしてその花形かけい花色かしょく雌雄蕊しゆうずいの機能は種子を作る花のかまえであり、花の天から受け得た役目である。
植物知識 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
その花形かけいが、あたかもつばめが飛んでいるような恰好かっこうから、それで燕子花の名がある。くきは細長く、高さおよそ六〇センチメートル内外で立ち、葉は細かく分裂しくき互生ごせいしている。
植物知識 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)