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花咲爺
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はなさかじじい
ふりがな文庫
“
花咲爺
(
はなさかじじい
)” の例文
祖母の語る話も桃太郎や
花咲爺
(
はなさかじじい
)
と同じように物語の中の人物のように感じていた八重は、「ほんまのことじゃ、あれはほんまのことじゃ」
暦
(新字新仮名)
/
壺井栄
(著)
それを
羨
(
うらや
)
む兄が借りてきて利用しようとするが、ことごとく失敗に終るという結末は
花咲爺
(
はなさかじじい
)
などと共通であった。
海上の道
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
母親と
乳母
(
うば
)
とが話す桃太郎や
花咲爺
(
はなさかじじい
)
の物語の外に、最初のロマンチズムを伝えてくれたものは、この大黒様の
縁日
(
えんにち
)
に欠かさず出て来たカラクリの
見世物
(
みせもの
)
と
辻講釈
(
つじこうしゃく
)
の爺さんとであった。
伝通院
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
「とんだ
花咲爺
(
はなさかじじい
)
さ、ここ掘れワンワンと来やがったろう、へッへッへッ」
銭形平次捕物控:031 濡れた千両箱
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
昔話には
舌切雀
(
したきりすずめ
)
のおもい
葛籠
(
つづら
)
の
婆
(
ばば
)
のように、または
花咲爺
(
はなさかじじい
)
のとなりの
慾深爺
(
よくふかじじい
)
のように、善人がしあわせをしたという話には、かならず悪い人が悪い報いを受けたということがついている。
母の手毬歌
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
花
常用漢字
小1
部首:⾋
7画
咲
常用漢字
中学
部首:⼝
9画
爺
漢検準1級
部首:⽗
13画
“花咲”で始まる語句
花咲
花咲峠