色襲いろがさ)” の例文
撫子なでしこ、とりどりに取り散らし、色襲いろがさねの品評しなさだめに、今から憂き身をやつし合うなど、およそ持明院派の公卿で笑いの洩れぬ門はなかった。
私本太平記:05 世の辻の帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)