色褪いろさ)” の例文
最も所好すきなるは御横顔の半身のに候へども、あれのみ色褪いろさめ、段々薄く相成候が、何より情無く存候へども、長からぬ私の宝に致し候間は仔細も有るまじく、き後には棺の内にをさめもらひ候やう
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)