ざう)” の例文
幸ひ月見船が二三ざう居たので、私も命拾ひをしましたが、これは唯事でないと思つたから、其處からお樂を引取つて、少し見て居ることにしたのです
ざうの花見船が兩國から漕ぎ出したのは、よく晴れた三月の或日、白い眼で見られ乍らも、ガラツ八の八五郎は、萬兵衞に頼んで親船に乘ることになりました。