トップ
>
膿汁
>
のうじゅう
ふりがな文庫
“
膿汁
(
のうじゅう
)” の例文
天然痘
(
てんねんとう
)
にかかった人の
膿汁
(
のうじゅう
)
をとってそれを傷口に入れて免疫するという方法が行われていたということで、それが十七世紀頃にヨーロッパにも伝えられましたが
ルイ・パストゥール
(新字新仮名)
/
石原純
(著)
自分もやがてはああ成り果てて行くであろう、
膿汁
(
のうじゅう
)
の悪臭にすっかり鈍くなった頭でそういうことを考えた。半ば信じられない、信じることの恐ろしい思いであった。
いのちの初夜
(新字新仮名)
/
北条民雄
(著)
吉三郎の言葉は露骨な
棘
(
とげ
)
を含んでおりました。美貌の兄に対する
憤懣
(
ふんまん
)
と、抑圧された情慾のハケ口が、場所柄も何も考える
遑
(
いとま
)
もなく、
熟
(
う
)
れて
潰
(
つぶ
)
れた
膿汁
(
のうじゅう
)
のように、果てしもなく噴き出すのです。
銭形平次捕物控:081 受難の通人
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
臭わしい
膿汁
(
のうじゅう
)
をしたたらせる
原爆詩集
(新字新仮名)
/
峠三吉
(著)
膿
漢検準1級
部首:⾁
17画
汁
常用漢字
中学
部首:⽔
5画
“膿”で始まる語句
膿
膿瘍
膿盆
膿盤
膿傷
膿栓
膿血
膿液
膿滌
膿瀾