膳夫ぜんぷ)” の例文
昔は膳夫ぜんぷをかしはでと言ひ歌にも「旅にしあればしいの葉に盛る」ともあれば食物を木の葉に盛りし事もありけんを、今の世に至りてなほ五日のかしは餅ばかりその名残なごりをとどめたるぞゆかしき。
墨汁一滴 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)