腰掛松こしかけまつ)” の例文
やがて、こぶみねのてッぺんにある、天狗てんぐ腰掛松こしかけまつの下にたった竹童ちくどうは、頓狂とんきょうな声をだしてキョロキョロあたりを見まわしていた。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それにしても今夜はクロはどうしているだろう……天狗てんぐ腰掛松こしかけまつにつないできたんだけれど、あそこでおとなしく寝ているかしら、きっとおいらの顔を見たがっていてるだろうナ。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)