腐土ふど)” の例文
虫のわくごとく地にこれをわかせたものは、宋朝自体の腐土ふどではないか。“この世をば我が世”と思い上がっている貴紳きしん大官ではないか。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
いくら科学の力でも、腐土ふどを金にするわけにはゆきませんからな。しかしね、……
キャラコさん:04 女の手 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)