脇山わきやま)” の例文
ここは、赤穂城のうしろにある脇山わきやまの頂きだ。藩の煙硝庫えんしょうぐらがあるので、見張人が詰めているわけである。横川勘平は、五両三人扶持の軽輩で、役名は徒士かち、仕事は、この山の上の煙硝番だった。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)