胴抜どうぬ)” の例文
彼女はなみだもこぼさないでしおれていた。風呂敷の中からメリンスの鯨帯くじらおびと、結婚の時に着ていた胴抜どうぬきの長襦袢ながじゅばんが出て来た。
魚の序文 (新字新仮名) / 林芙美子(著)