“胡麻油”の読み方と例文
読み方割合
ごまあぶら100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
フライを拵える時にサラダ油が良いと申しても詰換の悪いサラダ油を買いますと臭くって胸に持って胡麻油ごまあぶらよりもなお悪いのが沢山あります。
食道楽:冬の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
胡麻油ごまあぶらの少量を湿った土によく交ぜ、それを缶に軽く詰めて置いたら、翌朝は妙なかびのような形の霜柱が立ったという記載は非常に面白かった。
「霜柱の研究」について (新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)
そのほかになお胡麻油ごまあぶら、麻子油の類さえもある。山地は狩猟によって得られる猪油、鹿角、鳥羽の類を産出し、海岸地方は塩の製造、魚貝の漁撈、海藻の採集などに非常に有力な副業を持った。
日本精神史研究 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)