“背蟲(せむし)” の例文
壁に添うて螺旋形の階段がある。短いズボンに空脛(からずね)をあらはした子供、前垂掛けでスリッパをはいた下女、松葉杖を手にした背蟲(せむし)の男なぞが、その階段を昇つたり降りたりしてゐる。
桃の雫 (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)